ビーツがたくさんとれたので、
鴨川のみんなみの里にある開発工房でビーツを加工して販売することにしました。
が、いろいろハードルがありました。
まずは、開発工房が営業許可を取っていないことが判明。
つまり、ここで加工したものは販売できないということ。
あくまでも、
一次加工や試作等での利用を目的としているとのことです。
なのであきらめかけたのですが、
干し芋やジャムは家でも作れるので、
何か許可のいらないものが他にもあるかもしれないと思い、
保健所に問い合わせました。
すると、私たちが行おうとしていた、ビーツのローストは一次加工に当てはまるので、
営業許可は必要ないことが判明。
これで晴れて、ビーツの加工販売に乗り出したのです。
当日、スタッフの方に、機材の使い方等をレクチャ―していただきながら長時間にわたって加工をしました。
電解水で洗い、
アルミホイルで包み、
スチームコンベクションに入れて加熱。
どのモードで、何度で何分加熱したらいいかを何度も確認しながら進めました。
加熱後のビーツを、高速冷凍の機械に入れ冷まし、
さめたものから皮むき。
真空パックに詰めて封をするという作業です。
出来上がった時、
ところでこれをどうやって保管するの?という話に。
真空パックだから常温で大丈夫と完全に思い込みで考えていましたが、
スタッフさんからは冷蔵しないとだめだと思うとのこと。
こんなに大量のビーツを冷蔵で保管するなんて場所がないよーと思いながら、
帰宅。
何とか、家の冷蔵庫に詰め込みましたが、これじゃ生活に支障を来たす。。。という感じです。
後日、機材メーカーのホシザキの担当シェフからは、冷蔵保管が必要、そして冷蔵保管しても3日が限度という話。そんなの売りさばけるはずもなく、自家消費をすることにしました。
保管方法や賞味期限について保健所に問い合わせると、
参考資料を送ってくださいましたが、
考え方を示すもので具体的な数字等はなく、
他機関に菌検査に出して決定することが必要とのことでした。
食品加工って一筋縄じゃいかないですね。
何か起きてからじゃ遅いので、
慎重に行う必要があるということを思い知らされました。
とりあえず、
収穫した状態で保管できるところまで保管しようと思います。
キルギスでは冷暗所で一年中保管できるので、
日本でもそれなりには保管できるはず。
道の駅では、レシピも一緒に置かせて頂いているので、ちょこちょこ売れています。