カレンデュラコスメ開発 vol.13
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  • 執筆者の写真berekenomura

カレンデュラコスメ開発 vol.13

開発中のマルチクリームのパッケージの裏面、

お客様が読んで、買いたくなるような文言を、

限られたスペースに入れ込まなければならない。

そしてまた、薬事法に引っかからない表現にしなければならない。


ということで、

コスメ売り場を何個も見て、

今販売されているコスメにどんな文言がかかれているのか見てみた。




それらを参考に、

どこまでの表現がOKなのかわからないけど、

とりあえず一番伝えたいことは何かキーワードをあげ、

それを入れ込んだ文章を考えた。


入れ込みたいキーワードはこれ

・南房総産のカレンデュラが使われている

・赤ちゃんから大人まで一緒に使える

・成分にこだわり、乾燥肌や敏感肌の人にも使える

・使い心地がべたつかずなめらか

・マルチクリームである

・7つの無添加


そして出来た文章が

『南房総カレンデュラエキスから抽出したエキス配合。天然成分をふんだんに使用し、7

つの無添加*を実現。べたつかず、敏感肌や赤ちゃんにも優しい使い心地。親子で顔&全身

の保湿ケアに。*7つの無添加:防腐剤フリー、アルコールフリー、シリコンフリー、無

香料、合成着色料不使用、紫外線吸収剤不使用、動物由来成分不使用』


これをデザイナーにみてもらうと、文字が多すぎて入りきらないとのこと。

無添加表記に関しては、何が無添加なのかの表記が必須ということで、なくなく7つの無

添加という表記をやめて、優しい成分だということを書くことにした。


そしてできたのがこれ。

『南房総カレンデュラから抽出したエキス配合。べたつかず、敏感肌や赤ちゃんにもやさ

しい使い心地。親子で顔&全身の保湿ケアができるクリームです。』

スペース的にはOKということで、

化粧品会社の薬事担当にこの文言を見てもらうと、

指摘事項が2つ

1 カレンデュラと成分名との結びつけが必要なので、『カレンデュラはキク科の植物で

す。※カレンデュラ:トウキンセンカ花エキス(保湿成分)配合』と記載

2 扱う人を限定するような言い回しになっていることが表記範囲を超えている。敏感肌

という文言は製品自体に乗せることは出来ない。ということで表現を変える必要があ

る。


最終的に下記の文章へ変更しました。

『南房総カレンデュラから抽出したエキス(トウキンセンカ花エキス:保湿成分)配合。

天然成分をふんだんに使用した、顔&全身の保湿ケアができるクリーム。べたつかず、な

めらかな使い心地です。※カレンデュラはキク科の植物』


薬事って難しい。けど、伝えたいことを入れ込んだ素敵なPR文ができたと思います。


その他、裏面表記に関しては、

文字の大きさの規定、表記必須の内容(全成分、分量、商品名、問い合わせ先など)があ

り、スペースとの兼ね合いで、行間を調節したり、配置を工夫して頂いたり、デザイナー

さんには微調整をたくさんして頂きました。


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